第2回「新世代リフ・マスター、その名はMatt Heafy!」

第2回「新世代リフ・マスター、その名はMatt Heafy!」
ヘヴィ・メタルの最高の魅力とは何でしょうか?
突き抜けるハイトーン・ボーカル。  
心臓を締め付ける重低音。
煌めき輝くような高速ギター・ソロ。
胸打つ美しいツイン・ギター・ハーモニー。
大地を揺るがすツイン・バスドラム。
色々あると思いますが、やはりヘヴィ・メタルの最高の魅力は「リフ」にあると僕は深く思います。
ボーカルだけでは優れた曲にはなり得ません。
ギター・ソロだけでは優れた曲は書けません。
ボーカル・メロディやギター・ソロ、曲構成などが優れていてもリフがなけりゃ、その時点でそれはヘヴィ・メタルではありません。全くの別ジャンルのモノです。
  
ゆえに、ヘヴィ・メタルの最高の魅力はリフにあると言う事が出来ると思います。つまりリフの善し悪しは、そのヘヴィ・メタル・バンドの魅力の「全て」に直結していると言っても言い過ぎではないでしょう!
ヘヴィ・メタル・ソングの曲を形作ってる要素の殆どはリフが占めているのです!
ヘヴィ・メタルの名曲と呼ばれる物の全てには、常に優れたリフが存在しているのです。
そしてメタル界にはそんなギター・リフの名手がたくさん存在し、中でも非常に優れたリフを常に書き続けるリフ・メイカーの事を「リフ・マスター」と呼びます。・・・あ、僕の中ではそう呼んでるんですけど(笑)!
まず1番に思い浮かぶのはやはり METALLICA の James Hetfield でしょうか。まさに最強のリフ・マスターです。別格的な存在です。
そしてMEGADETH の Dave Mustaine 、 PANTERA の Dimebag Darrell 、SLAYER のKelly King など。個人的な趣味を言わしてもらうと、 EXODUS の Gary Holt 、THE HAUNTED の Patrick Jensen あたりは最高のリフ・メイカーと思ってるのですが・・・
・・・と、一体いつ TRIVIUM の名前が出てくるんだ!というくらいに引っ張ってしまいましたが(笑)、僕の中のリフ・マスター名鑑(笑)に、また新たなギタリストの名前を加えなければなりますまい(笑)!
彼の名は Matt Heafy!!TRIVIUMのメイン・ソングライター、ボーカル兼ギタリストです!イェイェイ!(笑)そうです。彼は今、最も魅力的なリフを書くリフ・メイカー・・・いや、リフ・マスターです。
僕は TRIVIUM の曲を日々、色々とコピーして練習しているのですが、その中で気付いたのは、とにかくTRIVIUM はリフ!とにかくリフがすごいんですよ!
・・・ハッキリ言ってギター・ソロの面においては、まだARCH ENEMY のマイケル・アモットや、ダイムバッグ・ダレル、ザック・ワイルド、イングヴェイ・マルムスティーンetc. 程のズバ抜けた個性は持っていないと思われます・・・。
が、リフの作りはスゴ過ぎです!ムズ過ぎです!彼の弾くギター・ソロは容易にコピー出来て、すぐに弾けるようになっても、彼のギター・リフだけは・・・なかなかコピー出来ません。スゴ過ぎて!
何がスゴイって、とにかく右手のピッキング!超高速で弦を切り刻んでいます!
と・に・か・く!右手のピッキングがスゴいんですよ!!めっちゃくちゃ速い!その右手のダウン・ピッキングの速さはMETALLICA の James Hetfield にも匹敵します!初めて METALLICA の James が LIVE でギターを弾く姿を見た時はかなりの衝撃でした。そのあまりのピッキングの速さに!TRIVIUM の LIVE を初めて見た時の衝撃はそれ以来の衝撃度でした。
アップ・ピッキングを使って良いのなら、コピーの難易度は100倍くらい下がるんですが(笑)、弾いてる本人達がダウン・ピッキングにこだわり続けているのであれば、自分もダウン・ピッキングで弾けるようにならなければ、それはコピーしたとは言えません!
ならば、
とにかく速いピッキングで弾いていれば優れたリフと呼べるのか。
とにかく速いピッキングが出来ればリフ・マスターと成り得るのか。
いやいや・・・それだけでは優れたリフとは呼べないし、リフ・マスターには成り得ません。聴いて素直に「すっげぇ~!めちゃめちゃカッコ良い~!」と、多くの人に思わせる作りのリフが、優れたリフ、何にもない、「無」の状態から完全なオリジナリティを持った、優れたリフを作り出す者こそがリフ・マスターに成り得るのです。
Matt の生み出すリフは聴いてて、とてもスリリングで「すっげぇ~!」と心の底から思わせてくれる物ばかりです。僕が生まれて初めてTRIVIUM の曲/リフを聴いた時の最初の印象は、とにかくそのギター・シュレッディングなリフの作りに大きな衝撃を得ました。聴いた瞬間にあまりのカッコ良さにシビれまくりでした。左手の動きはテクニック的には難しくはないけど、その作りはとても19歳の若者が書ける代物ではありません。
で、ふと冷静になって考えてみると、僕がヒーヒー言いながらやっとの思いで弾いてる高速ピッキング・リフを弾きながら、Matt は歌まで歌ってるワケですよ!それを思いついた時は・・・彼のスゴさをマジで実感しました。身震いがするくらいです。僕なんて、簡単なギター・フレーズでも弾きながら歌う事はとても苦手なのに(というか弾きながら歌う事がほとんど出来ない・苦笑)、Matt はそれをラクラクとやってるワケですからね~。そこに19 歳という年齢の若さを考えたら、僕の実力がどれほどちっぽけなモノか思い知らされます(笑)。
そして、そういうリフ・マスターには自然と人を惹きつけるカリスマ性が湧き出てくるのです。高速シュレッディング・リフを弾きながら咆哮する Mattの姿は非常にカッコ良いですよね!非常に魅力的です。本当にMETALLICA の James Hetfield の姿がダブって見えます。足長いし、ギターの位置も James 並に低いし。まぁ手足が長いから低い位置にギターを構えても容易に弾けるんでしょうね。僕なんて低い位置にギターを構えたら全然弾けなくなってしまいます。手が届かなくなるんですよ。ただでさえ指短いのに・・・(笑)。
そういや昔の Matt はギターの位置が高かったですよね!あのままではカリスマ性は感じなかったかも(笑)!やはり見た目のカッコ良さも重要な要素ですね。
TRIVIUM の人気の要因は・・・まぁ、まず曲が良いからっていうのが1番に来るんでしょうけど、Matt のカリスマ性にも大きな要因があると思います。メタル・ファン、メタル・キッズ達は、やはりカッコ良いモノに惹きつけられるんですよ!そして来るべき新作 「THE CRUSADE」では、更に磨きのかかった素晴らしい メタル・リフを聴かせてくれる事でしょう! 2006年の Matt のリフ・マスターぶりを大いに期待しましょう!
さてさて!またまたこの素人の戯言が長くなってしまいました! 最後まで読んでくれた方、お疲れ様でした!今回もかなり自分の意見を無理矢理書きまくってしまいました(汗)!あくまで僕の個人的意見なので、どうか皆さん深く考えず、1つの意見として解釈して下さい。
ご拝読、ありがとうございました!!

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