第6回「とにかくメタルのTRIVIUM!」

第6回「とにかくメタルのTRIVIUM!」
日本に住む方でも熱心なTRIVIUMファンの方なら、迷わず購入しているでしょう。
イギリスの雑誌「Kerrang!」の1102号。(2006年4月5日 発売)

Kerrang Remastered


ご存じの方がほとんどだと思われますが、このKerrang!1102号には付録として1枚のCDが付いています。
METALLICA の最高傑作(あ、僕の中では・笑)の 「Master Of Puppets」のリリース20周年を記念したスペシャル・トリビュートCDです。
ざっと参加バンドを見渡しただけでも鳥肌モンの内容です。
一応紹介させて頂きますと・・・
 Machine Head – ‘Battery’
 Trivium- ‘Master Of Puppets’
 Mendeed- ‘The Thing That Should Not Be’
 Bullet For My Valentine- ‘Welcome Home (Sanitarium)’
 Chimaira- ‘Disposable Heroes’
 Fightstar -‘Leper Messiah’
 Mastodon -‘Orion’
 Funeral For A Friend- ‘Damage, Inc.’
といったラインナップ。
あ、TRIVIUM ファンの方なら・・・と前述してしまいましたが、この参加メンバーならば別にTRIVIUM の事をあんまり知らない人でもメタル好きな人なら必ず欲しい!と思えるCD だと思います。(笑)
ヤバイですね~。1曲目から Machine Head の Battery とは。アドレナリン出まくりですね。モッシュしたくなります。(笑)
Chimaira の Disposable Heros も激ヤバでした。コレもアドレナリン出まくりで、モッシュしたくなります。(笑)
Bullet For My Valentine の Welcome Home も最高でした。非常に彼ららしいアレンジで。この曲の盛り上がる部分ではモッシュしたくなりますね。(笑)
でも僕が1番モッシュしたくなったのは、TRIVIUM の Master Of Puppets!!
やはり歴史を代表する名曲は誰が演奏しても気分が盛り上がります。
それを大好きな TRIVIUM が演ってるんだから・・・気分が盛り上がらないワケがありません。モッシュしないワケがありません。(笑)
この TRIVIUM の METALLICA へのトリビュート・・・マジサイコーですね!
不要なアレンジは一切してなくて、ただひたすらオリジナルに忠実に演奏してる。
他のバンドは結構アレンジをイジってるんですけど(Mendeedはちょいやり過ぎでは?笑)、TRIVIUM はほぼオリジナルですね~。(ボーカルの Key の関係なのか、何故か全弦半音下げチューニングになってるようですが。)
このオリジナルに忠実に演奏してる所に TRIVIUM の METALLICA に対する「愛」をひしひしと感じます。(笑)
TRIVIUM の曲を聴いたら一聴して「あ、コイツら METALLICA 好きだな。」と分かるんですが・・・
いやはや、このカヴァーは「オレタチ METALLICA ダイスキ!」って感情がたっぷり封入されてます。(笑)
TRIVIUM のメンバーが楽しみながらレコーディングしてる風景が目に浮かぶようです。
このトリビュートCDの中で音質的にも1番良い!と思ったのがTRIVIUM のカヴァーですね。
Machine Head の Battery も悪くなかったけど、チューニングを激しく落としてるから(全弦1音半下げ)、Slipknot 的な弦のゲロゲロ感・デロデロ感が伝わってきていまいちヌケが悪いような感じがしました。
やっぱ METALLICA のクラシック・チューンはモダンになってはイケないのですよ!
チューニングを下げる事がモダンになるとは言いませんが・・・やっぱモダンっぽいイメージはしますよね?(どっちやねん!・汗)
まぁとにかく’80sスラッシュ・メタルはとにかく「メタル!」に演奏しないとね!(笑)
Click to readその点、TRIVIUM の演奏は完璧!ホントに全盛期の METALLICA が現代に甦って演奏してるみたいですよ~♪
あ、今の METALLICA が全盛期だと思ってる人もいるだろうから・・・ま、その辺は何とも言えませんが、僕は「St.Anger否定派」なんで。(笑) 「St.Anger」好きなんですけど・・・まぁ「これぞMETALLICA!」を期待して聴くんであれば、僕的には完全に物足りない作品です。
あ、今の METALLICA、 LIVE は最高にカッコ良いですね!ジェイムスはいくつになっても、短髪になっても、長い手足で低い位置にギターを構えたあの姿を見たら、カリスマを感じずにはおれません。
あ、ちなみに僕の思う METALLICA 全盛期は 「…And Justice For All」を出してワールド・ツアーをやってる頃のMETALLICA かな!(笑)
で、TRIVIUM ですよ!
ホント TRIVIUMってとことんメタル、ひたすらメタルですね~。初めて 「Ascendancy」を聴いた時も、メタルコア隆盛のこの時代に「うわっ、コイツらすげー80年代の音使いしやがるな~!」と感心、というか感動してしまいましたが、このMaster Of Puppets のカヴァーを聴いて「ホント TRIVIUM ってメタル野郎共の集まりなんだなぁ!」と思いましたネ!
これからも TRIVIUM には80年代の古き良き伝統のサウンドを堅持し続けて欲しいです!
僕は TRIVIUM こそ、オールド・スクールなメタル・バンドの最後の砦だと勝手に思い込んでいますので。(笑)
でも、間違いなですよね?どうですか、皆さん!?(笑)

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