第17回「TRIVIUM 来日LIVE REPORT 原宿じっくり観察編」

第17回「TRIVIUM 来日LIVE REPORT 原宿じっくり観察編」
ついに1年3ヶ月ぶりとなったTRIVIUMの来日公演も、この日(1/16)の原宿のLIVEで最後!
めちゃめちゃ残念で寂しい気持ちもありつつLIVEに臨みました。
これがあの有名な原宿か!
と、また感動しまくりでした。(笑)
人、多っ!(笑)何でこんなに人がたくさん歩いているんでしょうか。
皆ドコに行ってるんだ??皆、向こうまで行ってまたUターンしてきて・・・っていうのを繰り返してるんじゃないのか?(汗)
と本気で思わせるくらいの人の多さでした。(笑)
またまた田舎出身自慢で始まった今回のLIVE REPORTですが・・・(汗)
2007年、TRIVIUM来日公演最後の場所となったのが原宿アストロホール!
事前に東京に行く前にホームページをチェックしていて、広くてとてもキレイなLIVE HOUSEだな~、という印象を受けていました。
いざ会場の中に入ってみると想像とは違って、かなり小さいハコだった!
ステージも横幅がかなり無い!大阪のハコより無かった!奥行きは結構あったかな。ドラムセットがすっぽり収まってたし。
客スペースとステージの間もほとんどなく、メンバーがめちゃくちゃ近い位置で見れます。
ハコの大きさから考えてステージの高さはかなり良い高さだったと思います。お客さんが満員でもあの高さのステージならドコにいてもメンバーが見れるのでは。
個人的な話しですが、僕のやってるバンドがよくLIVEしてる広島のハコにそっくりでした!
一瞬、”え?!”と見間違って、立ち止まってしまうくらいそっくりでした。(笑)
そんな感じの印象を受けた原宿アストロホール。
なんとこの日は一番前を陣取る事に成功。Paoloの前の辺でした。
この度のツアー、最後の公演。今まではモッシュしたり、ヘドバンしたりで暴れまくりでしたが、この日はじっくりTRIVIUMを観察してみる事にしました。(笑)
観客の熱気は危ないくらいに熱かったです。開演直前の何とも言えない高揚感やら緊張感やらが入り混じった独特の空気に満ちていました。
上り調子なTRIVIUMの人気の高さを確認出来ました。
例にならって、ファイナル・ファンタジーⅦのサントラ曲で開演!
うう!一気にお客さんの押しが!!苦しい!!(汗)
Travisが最初にステージに登場!ドラム・セットに座ると、続いて弦楽器隊のメンバー3人も登場。
ギターをタテに構え、下を向き、ユラユラと揺れて、Travisのハイハットを待つMattの姿がカッコ良い。
そして”Entrace Of The Conflagration”でスタート!
メンバーめっちゃ近い!メンバーの全身丸見え!やっぱこの会場狭いね!最高!(笑)
皆、お客さん歌ってましたよ~!皆大好きなんだな、TRIVIUMの事が!(笑)
続く”Detonation”、”Like Light To The Flies”、”Drowned & Torn Asunder”・・・何の曲を演奏しても爆発的な盛り上がり!
Razorback、MLを弾きまくるMattの姿、Razorback-Vを弾きまくるCoreyの姿、すっかり板についております。
もうこの形以外のギターを使う2人は考えられませんね!(笑)
“To The Rats”はこの日も最速で演奏されました!速ぇ~!(笑)
“Ignition”もカッコ良すぎ!やっぱこの曲お気に入りです!この曲だけは、えこひいき気味になってしまいます。(笑)
名曲METAL TUNEだ!
最初のサビが終わった後に登場するスラッシュ・リフはやっぱ圧巻!
それを弾きながら歌うMattの姿、更に圧巻!
圧巻しまくり!(笑)
“Tread The Floods”もタイトにキッチリ演奏。良いね!良い曲だね!(笑)
続く”Ember To Inferno”ではCoreyがAメロ、Bメロ部のメイン・ヴォーカルを担当!
やっぱCoreyのデス声はカッコ良い!普通にCoreyのボーカルで1曲まるまる歌う曲があっても良いのでは!というくらい堂に入ったデス・ヴォーカルでした。
Coreyが必死に歌ってる最中にMattがCoreyの後ろに歩いて行って、Coreyのケツをポンと叩いて2人が”ニヤッ”っと顔を見合わせているのが印象的でした。(笑)
で、Bメロ部分でのMatt!常にアーミングしまくり!でした。(笑)
ウィ~ン!とかピョワァ~~ン!とか言わしまくりでしたね!ああいうハーモニクス・アーミングはメタルの武器の一つですね!
で、サビでMattが歌うと、今度はCoreyがMattの後ろに歩いて行って、Mattのケツをポンと叩き返して2人が”ニヤッ”と顔を見合わせていました。(笑)
アレには思わず僕も”ニヤッ”ってなってしまいました。ウフフ・・・。(笑)
名曲”Dying In Your Arms”では今まで以上に皆、歌っていました!ナイス!
優れた楽曲は優れたメロディを持っているもので。優れたメロディは多くの人の記憶に深く埋め込まれ、その曲が流れ始めると無意識のウチに歌ってしまいます。
“Dying In Your Arms”のメロディはまさにそういったメロディ!非常に印象的な優れた楽曲です。
Mattは優れたギタリスト・・・というよりは優れたソングライターなのですね~。(ギターのウマい奴なんて腐る程いるし・笑)
ジャンプを煽る”A Gunshot To The Head Of Trepidation”!
僕もジャンプしたかったんですが・・・この日、初めて最前列でLIVEを見て初めて気が付いたんですが、最前列ではジャンプ出来ない!(笑)
何て説明したら良いのか・・・皆、お客さんが前にもたれかかってきながらジャンプするからです!最前だから僕の前には人はいなくて、お腹のあたりにバーがあるだけ。
ジャンプしようとしたら鉄棒の前廻りみたいになりそうになるんですよ!(笑)
だからこの日はフィスト・バンギングで盛り上がりました。(笑)
最高のメロディを打ち出すツイン・ハーモニー・ソロはこの日も絶品でした!見事!
“Rain”!
僕の中ではTRIVIUM最強のスラッシュ・メタル・チューンなんですけど。(笑)
お客さん皆も、おおむね同意見のようで、盛り上がりはすごかったです。ギター2人の高速ピッキングは間近で見てて、目を見張るものがありました。
新譜より、TRIVIUMの新たな代表曲”Unrepentant”!
メタルの神髄を知り尽くしたTRIVIUM。我々メタル・ファンがどんなメタル・チューンを欲しているか全て理解してくれているかのような楽曲です。
非常に複雑なギター・フレーズを弾きながらも、ヴォーカルも全くおろそかになっていないMattのギター・ヴォーカリストぶりにも圧巻でした。
そして、日本のファンへビッグ・ボーナス!魔力を持ったメタル・アンセム、METALLICAの”Master Of Puppets”!
やっぱこの曲はヤバい!お客さんの盛り上がりが1コ上のランクへ自動的にレベル・アップしてしまいます。
クラウド・サーフも続出していたようです。最前にいた僕には分からないですが、モッシュ・ピットもバリバリ形成されてたみたいです。(笑)
METALLICAのオリジナル・バージョンより1.5~1.7倍速いテンポで演奏されるTRIVIUMバージョンの”Master Of Puppets”。
がっちり全編ダウン・ピッキングで弾きこなしておりました。その右手の動きが速いのなんのって!残像が見えましたよ、マジで!(笑)
この魔力を持ったメタル・アンセムに対抗するべく、次に選択される楽曲は1つしかないでしょう!
“Anthem(We Are The Fire)”!!
“Master Of Puppets”に負けないくらいのエネルギッシュなパワーを持った最高の楽曲です!
いや~、80年代だね~。(笑)メタルはまだまだ死んじゃいない!と心の底から思わせてくれる、まさにメタル・アンセムであります。
キメの”We Are The Fire!”も皆、待ってました!と言わんばかりに声を張り上げて叫んでいました。
僕はPaoloの真ん前にいたんですが、ギター・ソロの時のバッキングでのPaoloが印象的だった!
ご存じの通りピック弾きから、指弾きにシフトした彼ですが・・・おぉ!スリー・フィンガーだ!カッコ良い!(笑)
ベースの指弾きでメインに使われるのは人差し指と中指ですが、スリー・フィンガーは薬指も使うんです。
自分でやろうと思うとコレが以外にムズい!あんなタイトなスリー・フィンガーは初めて見た!(笑)
僕の目の前でそれをやってたPaoloの姿が妙に印象的でした。(笑)
やっぱ指弾きになってからのPaoloは違う!タイトにリズムを刻むだけでは無い、”前に出るベース”って感じ。素晴らしいです。
そしてラストはお決まりの”Pull Harder On The Strings Of Your Martyr”!
今更ですが曲名長いですね。(笑)
CDバージョンより明らかにテンポが遅いLIVEバージョンですが、イントロのTravisのドラム・リフを聴くと、やっぱテンション上がる!
カッコ良いですね。コレでラストだ~!という事で僕も観察は控え目にしてヘドバンで応戦しました。
ラストのリフではMattもCoreyみたいに風車ヘドバンしてました。(笑)
アンコールはナシ。非常に潔いクールでホットなLIVEでした。
アレで良いんですよ。だらだらとMCしたり、過剰な煽りは幼稚さを感じます。スパッ!とLIVEをやるあの感じが好きです。まぁ個人的な好みでの話しですけど。
1年3ヶ月ぶりの来日公演となったTRIVIUM。
その間に気が遠くなるくらいのLIVEスケジュールをこなしてきた彼ら。まさに、LIVEという実践の場で鍛え上げられた純度100%なLIVEバンドとして、何倍にもパワーアップして日本に帰って来てくれました。
どの公演も非常に素晴らしかったと思います。
今回の来日公演では、”何で?”と思うくらいに規模の小さいハコでのLIVEでした。海外では既に爆発的にブレイクしているTRIVIUM。会場の規模も数千人クラスばかり。
今回のLIVEを見て、日本でもそういった海外のレベルまでブレイクするのも時間の問題だな、と実感しました。
そうなると、今度来日した時には高い確率でかなり大きな会場でのLIVEになるハズです。(ZEPPとか・・・)
それを考えると今回の小さなハコでのLIVEを見れたお客さんは絶対にラッキーだと思います。今からTRIVIUMのファンになる人へ、今後絶対自慢出来ると思います。
非常に貴重な来日公演でしたね!特に原宿のLIVEは会場が小さくて、メンバーが近くて良かった!感動だった!
まだまだ伸びる余裕がありますTRIVIUM。今後も今まで以上に目が離せません!
METALLICAが頂点の座をTRIVIUMに明け渡す日がいつか来る事でしょう!!
・・・しかし、なんでMarshallじゃなかったんだ・・・(笑)

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